かぼちゃエンゼルくらぶ
エンゼルくらぶって?
かぼちゃの花では「LOHAS」がテーマ。かぼちゃエンゼルくらぶとは、皆様に快適で豊かな日々を過ごしていただこうと、悠々美的な暮らしのお勧めをしている活動です。時々季刊誌を発行しています。みなさんも、かぼちゃエンゼルクラブを読んで、日常の中にちょっとだけ優雅なひとときを取り入れていただけたらと思います。
バックナンバー
| vol.1 | vol.2 | vol.3 | vol.4 | vol.5 | vol.6 | vol.7 | vol.8 | vol.9 | vol.10 |
コーヒーはいかが? 〜ほろ苦く、その香りは魅惑的〜
秋になると甘い焼き菓子に熱いコーヒーがますます美味しく
なりますね。世界中で熱烈に愛されるコーヒーは、お菓子の
パートナーとしてもなくてはならない存在です。
なんともいえないその香りとほろ苦く深い味わいは古くから
人々の心を捉えて離しませんでした。神秘的ともいえるこの
飲み物は、もともと秘薬として伝えられたものでした。
コーヒーが誕生したのは13世紀頃。二つの説があり、ひとつ
はイスラムの僧が鳥がついばんでいる赤い実を食べたところ爽
快な気分になり、疲労が回復し元気になったことから、その後
これを煎じた飲み物で人々を病気から救うようになったという
話。もうひとつはヤギ飼いの少年が、夜になっても元気な不思
議なヤギたちがみな赤い実を食べていることに気が付き、それ
を修道士に伝えたところ、その修道士は睡魔に打ち勝つ秘薬
として僧侶の間に広めたという話があります。その後コーヒー
はイスラムからアジアを経て、交易品としてヨーロッパに伝わ
りました。イギリス、オランダ、オーストリア、フランスと
瞬く間に広まり、初めてカフェが誕生します。ところが、お堅
いカトリック教徒たちの間で、コーヒーは異端者の飲みもの
だから飲んではいけない、人々を虜にする危険な飲み物は不道
徳ですらあるという話が蔓延したのです。時の法王クレメンス
8世は、この問題に対し「悪魔の飲みものであるコーヒーが、
これほどまでに美味であるのはどうしたことか。異教徒に独占
させておくわけにはいかない。洗礼を施し、キリスト教徒の
飲料としよう」と取りはからいました。きっとクレメンス8世
もコーヒーの魅惑的な魔法から逃れられなかったのでしょう。
しかし真っ黒で、香り高く、苦いけど美味しい、複雑なこの
コーヒーという飲み物は確かに悪魔的かもしれませんね。
バッハのコーヒーカンカータ 〜コーヒー娘の騒動話〜
「あぁ、コーヒーはなんて美味しいのでしょう。 千回のキスよりなお甘く、ムスカート酒よりももっとやわらかい。 私はコーヒーがやめられない、なくてはだめ どうぞコーヒーをいれて私を喜ばせてくださいな」 17世紀、J.Sバッハが作曲したコーヒー・カンカータという曲の一節です。 当時コーヒーは人々を魅了する飲み物であったため、ヨーロッパでは特別なもので した。カフェは男性の社交場で、女人禁制だったとも言われていおり、女性にコー ヒーを飲ませるべきではないとされていました。この曲はそのような中で女性を守 るために作られたとされる風刺戯曲のようなものなのです。この曲のヒロイン、 狂ったようにコーヒー好きなこの娘にはこんなエピソードがあります。娘の父親は なんとか娘にコーヒーをやめさせようとあの手この手で努力しますがうまくいきま せん。しまいにコーヒーをやめないなら結婚させないという条件で娘を降参させま すが、この曲の最後は「母親もお祖母さんもコーヒー好き、誰が娘をとがめられよ うか」で括られます。 このコーヒー・カンカータを聞きながらゆったりとティータイムを過ごすのは いかがですか? いつもとは違った味わいを楽しむことができるかもしれません。

