パティスリーかぼちゃの花では宮城県産かぼちゃ「くりこし2号」を主に使っています。
農家のおじさんたちが一生懸命手塩にかけて育てる「くりこし2号」。私たちはこのくりこし2号を畑の選定から、種の植え付け、農薬を使わないなどの基準、育て方まで厳密にチェックしながら、美味しく育つようしっかり見守っています。
くりこし2号のもとになった「くりこしかぼちゃ」は西洋かぼちゃの一品種で「芳香青皮栗(ほうこうあおかわくり)かぼちゃ」を品種改良してできた品種です。
宮城県遠田郡美里町の渡辺採種場で純粋交配を重ね10年の歳月を経て誕生しました。
まず芳香青皮栗かぼちゃの良質のものを抽出。春3月頃、種まきをします。やがて芽が出るのが4月頃。太陽の光を浴び大地の栄養と水分を吸収してかぼちゃの茎はどんどん成長を続け、その長さは3mにも及びます。
「粉質がちょうど良くホクホクで、甘味があって本当に美味しいかぼちゃをつくるためには、肥料の加減や水の加減、葉の間引きからガンベ(実が土に直接触れ変色した部分)予防まで手間をかけないと出来ないんです。水たまりや土の湿気に弱い。そのくせ土壌乾燥してしまうと成長が悪くなるんです。」(くりこし担当者)病害虫にも気をつけなければいけないそうです。ガンベ予防には、腐敗防止効果もある「果実マット(座布団のようなもの)」を敷いたり、水たまりや湿気を防ぎかつ、雑草対策や乾燥も防ぐ「敷きワラ(ワラを敷くこと。寒さ対策にもなる)」をしたりするそうです。このように、より良いかぼちゃを育てるためにはたくさんの労力と手間がかかっているのです。
大事に育てられたかぼちゃの中からさらに良質のものが抽出され、純粋交配がくり返され7年目に親株が誕生。そして芳香青皮栗かぼちゃから「くりこしかぼちゃ」が生まれました。しかし、「くりこし」は粉質度が足りず、ねばりが強かったので更に改良がされ、2001年現在、宮城県内や北海道の一部、関東の一部で育てられている「くりこし2号」が誕生したのです。